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国語科

全員が“自分で自分の読みを創る”授業をめざして国語科 溝上剛道

本校2年目になりました。今年度は2年生を担任しています。

昨年度は,「ずうっと,ずっと,大すきだよ」(光村図書1年)を学習材として研究授業をしました。

この物語は,主人公「ぼく」の語りからはじまります。
エルフのことをはなします。

エルフは,せかいでいちばんすばらしい犬です。

単元の導入では,この冒頭2文に着目したつぶやきから,読みの課題として「『ぼく』はなぜエルフのことを『せかいでいちばんすばらしい犬』とおもっているのだろう。」を設定しました。

本時では,中心発問「年をとったエルフにもすばらしいところはあるのだろうか」について話し合う中で,次のような意見が出されました。

ゆうや:「ぼく」は,最後に何を飼っても毎晩「ずうっと,ずっと,大すきだよ」って言ってやろうという気持ちになってたけど,もしも,エルフを飼っていなかったら,そういう気持ちにはなっていなかったんじゃない。

しょう :エルフを飼っていなかったら,何を飼っても「ずうっと,ずっと,大すきだよ」って言えないし,エルフは最後にそれを「ぼく」に経験させてくれたからすばらしいんだよ。猫,犬をそのまま飼っても「ずうっと,ずっと,大すき」って言えないだろうし,題名が違っちゃう。

ゆうやくんの「もしも」の場合と比べた考えや,しょうくんの題名と関連付けた読みに,周りの子どもたちも「なるほど!」「そうか!」と納得して授業を終えました。

ただ,今,この授業を振り返ってみると,大きな問題点が浮かび上がってきます。

それは,二人の考えに納得した子どもたちは,本当に叙述を通して自分の読みをもつことができていたのか,ということです。

友達の意見を聴き,読み方を学ぶ。
それももちろんめざす子どもの姿の一つです。

しかし,一つの発問を全員で読み解いていく授業では,自力解決の時間は長く見積もって10分。

その短時間で自分の考えをもてる一部の子どもにしか「叙述を基に,自分で自分の読みを創る」チャンスはありません。

これまでの授業では,そのチャンスを一人一人の子どもに保障できていないことに気づきました。

そこで,今年度は全員が「叙述を基に,自分で自分の読みを創る」学習を通して,生きて働く言葉の力を培うことのできる授業をめざしていきます。

そのために次の3つを研究の視点として授業づくりに取り組みます。

○ 一人一人が解決しがいのある問いをもつための“課題の個別化”の手立て
○ 友達と対話しながら,自分のペースで課題解決を図っていくための“学習環境づくり”
○ 身に付けた力を実感できる“振り返りと評価の工夫”

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