自らの学びを振り返って考える子どもたちに
本校２年目になりました。本年度は４年３組を担当しています。
私は，昨年度の実践から，子どもたちが自分たちの課題解決過程を振り返って，結果を捉え直したり，新たな問題を見いだしたりすることの難しさを感じました。
自分なりの問いや思いをもって解決した結果に，子どもたちは達成感を感じます。だからこそ，その解決結果にこだわってしまい，解決過程を振り返ったり，その価値に気付けなかったりすることがあります。
「本当にこの解決過程がよいのか？」「どのようにして解決したのか？」このような問いをもつことが，次の学びへとつながっていきます。
子どもたちが，解決過程や結果を振り返り，捉え直していくためには，解決過程で，それぞれが表出した数学的表現のちがいを明らかにしながら対話を行うことが必要です。そこで，今年度は，子どもたち自らが考えた数学的表現を大切にし，その表現を基にした対話の在り方を研究していきます。