栄養・食育

 

自分の食生活を見つめ,望ましい食習慣の形成を目指す学校の食育

 

 

今年度の研究テーマは,「自分の食生活を見つめ,望ましい食習慣の形成を目指す学校の食育」として研究を進めていきます。目指す子ども像としては,まず「食をたのしむ」子どもです。目の前の食事を「好きか嫌いか」という目で見ていた子どもたちが,食育の学習をとおして,栄養や産地,旬,調理法,携わる方々の思いなどのアプローチを受け,いろんな見方ができるようになることを目指していきます。いろんな見方で食と向き合うことで,今までとは違った感じ方や考え方ができるようになり,食をたのしむことができ,食生活が豊かになっていくと考えます。

次に,自分の食生活をよりよくするために,自分なりの工夫ややり方を見いだせる子どもです。食育の学習をとおして,自分にできることを見つけることで,自分事としてとらえ,望ましい食習慣の形成へ踏み出す一歩になるのではないかと考えています。

研究の視点は,以下の3点です。
①食に対する思いを生み出し,よりよい食生活の追求に向かう題材構成の在り方
②食生活を見つめ,よりよくするための他者とのかかわり合いの工夫
③習得した知識を実践につなげる,振り返りや日常でのかかわりの工夫

今年度は,これらの視点に加えて,「学びをつなげる食育」ということを意識して取り組んでいきたいと考えています。各学年で身に付けさせたい力を明確にし,継続的な学びとなるよう,小学校6年間とおした学びを追求していきます。

 

 

栄養・食育の教員

上月直美

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