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- 投稿日 2014年5月23日
- 最終更新日時 2018年3月26日
バトンは右手もらいが本当にいいのかな?
リレーのバトンパスについて,一般的には「右手でバトンをもらい,その後左手に持ち替えて走る」という指導がされています。私達が子どもの頃にもこのような指導がされてきましたし,教師になってからもこのように指導してきました。
各社の体育準教科書にも,そのように明示されています。
常識といってもいいほど,浸透していることなのです。
クラスの子どもたちのバトンパスも,右手でもらい,左手に持ちかえ次の走者に渡すということが徹底しています。
一見,スムーズなバトンパスのように思えます。しかし,本当にスムーズなのでしょうか。そこに,問題はないのでしょうか。
リレーの様子をよく見てみると,「内側につめてバトンをもらっていないこと」「バトンをもらった直後,外側にふくらんでしまうこと」「バトンを渡した後,後ろから来る走者とぶつかってしまうこと」などの問題点があることがわかりました。
このような子どもたちに,常識や慣れにとらわれずに,左手もらい右手渡しの合理性に気づき,実践してほしいと願います。常識や慣れでは解決できないような子どもたちが見えていない事実を提示して,左手もらい右手渡しの合理性に気づかせていき,実際に動きながら繰り返してながら,その妥当性を検証させていけたらと考えています。