外国語活動 福永真紀子

 

外国語活動・外国語科だからこそできる学習

本校1年目です。今年度,3年生の外国語活動の授業を担当しています。子どもたちと同じように,外国語という言語に楽しみながら触れていきたいと思っています。

私が今まで行ってきた外国語活動・外国語科の授業では,1時間の中でどうしても活動ばかりが中心になってきたという反省があります。一見,子どもたちは楽しそう。盛り上がっている。しかし,この1時間で子どもたちが獲得した学びは何だったのか?子どもたち主体で学習が進められていたのだろうか?と考えていました。

 

 そこで,子どもたちが外国語を使って他者と考えや気持ちを伝え合うたのしさ・よさを見つけられる外国語活動を研究していきたいと考えています。そのために,

①子どもが必要感をもって学べる題材設定
②主体的に活動できる学習環境の工夫
③子どもの困り事をいかした課題設定の在り方

について研究を進めていきます。

 

例えば…

①ALTの先生との初めての出会いの場面で,どのような話をしたらALTの先生と仲良くなれるかを子どもたちが考えていきました。(Unit 1 「Hello!」の学習導入)

②授業を進めていく中で,「こんなことしてみたいな」「これならできそうだ」という子どもたちの思い,意欲を大切にしながら,学習活動を進めていきたいと考えています。

③3年生の外国語活動で,「号令っていつもみたいに日本語でする?」「いや,外国語の授業だから英語?」「どうする?」「でもなんて言うか分からない。」という話が出ました。このように,子どもたちから自然と出てくるであろう困り事を教師が想定し,それをいかして学習を進めていくことができるように考えていきます。