理科

子どもが自然の事物・現象に関わり続ける姿を目指して

理科の授業では,自分から自然の事物・現象に働きかけていくことが大切です。

そして,その働きかけによって得られたものは,すべて事実です。子どもたちは,その事実を基に自分の考えを修正したり,実験方法などを変えてアプローチしたりしながら,自然事象に繰り返し関わり続けていきます。

 

 

 本校理科部では,子どもたちに科学者や技術者がたどる文脈を辿らせることによって,自ら問題を追究していくことができるようにしています。そのためには,「どうしてできないのだろうか」「もう少しで分かりそうなんだけど」「もっと調べてみたい」と思えるような事象の提示や,場の設定が欠かせないと考えています。子どもたちはすぐには解決できないことに出合うことで,じっくりと教材と向き合っていきます。本年度も,子どもたちが没入していく教材を開発していきます。

さらに,自分たちの予想を基に解決までの道筋を考え,観察,実験を行う中で,他の実験方法や実験結果と比較しながら,自分の考えを強化したり修正したりすることが必要です。そこで,本年度は事実の整理の仕方についても研究を深めていきたいと思います。明らかになってきていることを整理しつつ,そこから新たな問題を発見できるような事実の整理の仕方について明らかにしていきます。

今年度も,一人一人の学びを大切にした実践を積み重ねていきたいと思います。子どもたちが問題解決に没入する姿を見に来てください。

理科の教員

牛嶋克宏
赤星愛
柿原智明

理科ブログへ