栄養・食育 上月直美

 

食をたのしみ,考え,実践する姿を目指して

 

本校1年目,栄養教諭の上月直美です。

今の食育では,子どもたちが将来自分の健康を考えて,食を選択し,実践できる力を育む学びが求められています。そのために小学校では,子どもたちが食に関心をもち,自分の食生活を見直すきっかけとなる学習が必要であると考えています。

食育の授業は,たのしく,充実した時間になっている一方で,子どもたちが学んだ内容を継続して自分の食生活に生かしていくことに,課題を感じられることはないでしょうか。

本校の食育では,子どもたちに継続して実践する力をつけるために,小学校6年間の学びのつながりを意識した食育の在り方について研究を進めていきます。そのために,各学年における身に付けさせたい力を明確にします。低学年は食をたのしむ,中学年は食を考え,深める,高学年は食を実践するということを意識した授業づくりを行っていきます。そして,授業の中では,子どもたちが日常的に親しみのある「給食」を活用することで,食への関心をもつきっかけとし,そのたのしさに気付かせます。さらに,他者とのかかわり合いを通して自分の食について考えを深め,よりよい食生活を実践しようとする姿を目指していきます。