校長 中野浩幸

 

ご挨拶

 

 本校は、本年度、熊本大学教育学部附属小学校として創立して149年目を迎えます。

その間、長い歴史と伝統に支えられ、「自主・自立の教育」「個性重視の教育」「自他の尊重の教育」を教育目標として掲げ、次代の時代を担う人材育成に関わって参りました。

また、本校では、設立の目的から、次の4つの使命を担って日々の教育活動に取り組んでいます。

(1) 国立大学法人熊本大学教育学部附属小学校として、初等普通教育を行う。
(2) 教育理論及び教育の実習に関する研究並びにその科学的実証を行う。
(3) 教育学部生の教育実習を実施し、その指導を行う。
(4) 公立学校への教育協力と情報提供を行う。

そのため、本校の母体でもある熊本大学教育学部とも連携を図りながら、「児童の学力保障、進路保障を行い、10年後、20年後の社会で豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手の育成」を学校経営方針の柱として位置づけています。とりわけ、「継承と更新、そして進化」「ウェルビーイングの考えを取り入れた学校づくり」を本年度の学校経営のキーワードとして据え、実践を通した理論の検証を進めていきたいと考えています。

これまで、多くの諸先輩方が築き上げられた歴史と伝統を受け継ぎながらも、新しい時代に合致したよりよい附属小学校になるように尽力するつもりです。

一人ひとりの子ども、教職員が共にキラキラ輝く学校、そして、「附属小学校が大好き」「附属小学校でよかった」と子ども、教職員、保護者が言える学校の雰囲気づくりを教職員一丸となって目ざして参ります。

引き続き、大学関係者、保護者の皆様や地域の方々の御理解と御協力をお願いいたします。

 

校長 中野 浩幸