『教室を砂場に』〜第3章 ミニ図書館がつなぐ、教科の学びと読書生活〜
本校8年目になりました。今年度は,2年生を担任しています。
私は一昨年度から『教室を砂場に』をテーマに、学習環境デザインを視点として授業づくりに取り組んできました。
今年度は、その3年目。第3章の幕開けです。
本校の2年フロアには、教室前に「プレイルーム」という空間があります。私は今年度、このプレイルームを『ミニ図書館』にしたいと思っています。
開館間もない現在は、まだまだ本棚も寂しい状況です。ただ、これから取り組んでいきたいのは、単なる蔵書数アップではありません。
––大切にしたいのは、子どもの思い––
子ども自身が、「こんな空間にしたい」という思いをもつこと。
子どもたち自身の手で、その空間をつくり、つくりかえていくこと。
互いのお気に入りの本を紹介したり、一人ひとりが作品を製本して出版したり、互いにそれを読み合ったり––
そんなプラットフォームに、この場をしていきたいと考えていきます。
これまで私は、「教室を砂場のようなところにしたい」という願いをもち、『単元づくり』を核に実践に取り組んできました。
今年度はそこからもう一歩踏み込んで、一つひとつの単元と、年間を通した読書生活をどうつないでいくかを研究していきます。
『教室を砂場に』。
その第3章は、子どもとともにミニ図書館をつくり、つくりかえながら、教科の授業と読書生活とがつながる学びの空間を生み出していきたいと思います。