国語科 廣田健生

 

学びを自覚化する国語科授業

 

本校1年目、国語科の廣田です。今年度は,4年1組の担任をしています。

 

私たちは日常的に言葉を使って生活しています。他者と話し合ったり、誰かに手紙を書いたり、好きな本を没頭して読んだり様々な方法で言葉と関わっています。

しかし、あまりに日常的であるがゆえに自分が使っている言葉を自覚する瞬間は少ないと思います。

国語科の学びは、そうした言葉について自覚していくための大切な時間だと感じています。

 

では、子供たちが言葉に対する学びを自覚するためにはどのようなことが必要なのでしょうか。現在私は3つのことを考えています。

  • 子供が自然と思考したくなるような言語活動の工夫
  • 子供自身が学びを自己決定できる学習環境・学習過程の工夫
  • メタ認知をいかした振り返りの工夫

 

「なすことによって学ぶ」という言葉もあるように、人は経験したことからたくさんのことを学びます。そのため、子供たちが自然と思考したくなる言語活動を仕組むことは必要不可欠です。

しかし、言語活動を仕組んだだけでは学びの自覚はうまれてきません。

言語活動にどのような学び方でアプローチしていくのかを子供たち自身が自己決定し、その自己決定したことについて振り返るプロセスが必要です。

そこで大事になってくるのが学習環境や学習過程の工夫です。

誰と学ぶのか、どのようにして学ぶのか、どこで学ぶのかを子供たちが自由に決められるような環境が必要になってきます。

そして、そこで得た学びや学び方ををメタ認知的に振り返るなかで学びの自覚化が促進されると考えています。

 

そうした学びを積み重ねることによって、無自覚に使っていた言葉を自覚して使えるようになるのではないかと思っています。

以上3つのことを大切にしながら、研究を進めていきたいと思います。子供たちが少しでも「国語っておもしろい。」「言葉を使うって楽しい。」と感じられるように頑張っていきます。