栄養・食育　上月直美

本校２年目になりました。栄養教諭の上月直美です。

昨年度は、小学校６年間の学びのつながりを意識した食育の在り方について研究を進めてまいりました。

第５学年の学級活動では、「見直そう！１日の食事」という題材で栄養バランスのよい食事について理解し、自分の食事内容をよりよくするために実践できることを探っていきました。栄養教諭が専門的な立場からフードモデルを用いて１食に必要な量を示すことで、科学的根拠を基に栄養バランスが整っているかどうかを判断する視点を獲得することにつながっていきました。

また、題材の導入にあたって、ご家庭の協力をいただき食事調査を実施したことで、本時の学習においては自分事として考え、自らの食事を捉え直し、自分に合った食事のとり方を具体的に考えていく姿が見られました。この実践より、食育の学習ではいかに自分事として捉え考えられる授業にするかが大切だと感じました。

そこで、私の目指す食育とは、小学校６年間で食に関する知識や身に付けた実践力が更新されていく学習です。そのために、以下の視点を深めていきます。

①各学年の目指す子どもの姿を達成できる題材設定

②栄養教諭の専門性を効果的に生かした授業構成

③食育の学びの足跡を残す「食育ファイル」の作成・更新

今年度、子どもたちが習得した食に関する知識を自分事として捉え、自分の食生活につなげて考えていけるような授業づくりを目指していきます。同時に衛生管理を徹底し、安心安全な給食作りに努め、子どもたちがわくわくたのしみになるような給食を考えていきたいです。１年間どうぞよろしくお願いいたします。