自己や仲間とつながり続け、よりよい動きを目指す姿を
本校5年目になりました、西沙織です。6年3組を担任しています。
コロナ禍を経て、世界が「元に」戻りつつある今。学校に集う意味について考え続けています。
今の私は「共に悩み、考えを出し合い、聴き合い、自分が変わる原動力となる仲間に出合えること」だと考えています。
体育は、一緒に取り組む仲間がいて成立します。
だからこそ、仲間の困りを自分の経験に照らし合わせて共感し、共に試行錯誤することや、自分の意見とは違う友だちの考えに耳を傾け、「やってみよう」と挑戦することを通して、仲間と学ぶ価値を見いだしていってほしいと願っています。
昨年度は、課題に対してグループごとに動きを試行錯誤する姿が見られました。一方で、他のグループの考えを欲していたか、という点においては課題が残りました。
そこで今年度は、個々やグループの活動をつなぐような全体の場のあり方や手立てを明らかにすることで、その後の活動をより豊かにしていきます。そして、子どもたちが学びの過程を振り返る中で、仲間とつながる心地よさを感じつつ、自己の動きの変容をたのしむことができる子どもの姿を目指します。