「故きを温ねて新しきを知る」
本校は、本年度、創立150周年という歴史的な節目の年を迎えます。
この間、本校は、「自主･自立の教育」「個性重視の教育」「自他の尊重の教育」を教育目標として掲げ、次の４つの使命を担いながら、次世代を担う人材育成に力を注いでまいりました。
（１） 国立大学法人熊本大学教育学部附属小学校として、初等普通教育を行う。
（２） 教育理論及び教育の実習に関する研究並びにその科学的実証を行う。
（３） 教育学部生の教育実習を実施し、その指導を行う。
（４） 公立学校への教育協力と情報提供を行う。
この教育目標及び４つの使命を達成すべく、本年度は、「児童の学力保障、進路保障を行い、将来にわたり、主体的に豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手の育成を目指す」を学校経営の基本方針として位置付けています。とりわけ、「主体性」の発揮をキーワードにしながら、魅力ある学校づくりを推進していきたいと考えています。そして、子ども、職員、保護者にとって、「通学したくなる学校」「勤務したくなる学校」「通わせたくなる学校」になるような環境づくりを進めてまいります。
これまで、多くの諸先輩方が築き上げられた歴史と伝統を受け継ぎながらも、新しい時代にふさわしい、よりよい附属小学校を目指してまいります。令和８年度からスタートする「国際クラス」の設置に向け、本年度、校舎内に「設置準備室」も開設されました。本校は、新たな一歩を踏み出します。
引き続き、大学関係者、保護者の皆様や地域の方々のご理解とご協力をお願いいたします。
熊本大学教育学部附属小学校
校長 塩村 勝典