子どもが自ら社会とかかわり続ける社会科学習
さて、今のグローバル社会と呼ばれる世の中で必要とされる力は何でしょうか?「主体性」「創造力」「発信力」…。目まぐるしく変化していく社会の中では「求められる力」は日々変化しています。社会科で身につけることのできる力とは何なのでしょうか。本校社会科が授業で特に大切にしていきたい力は、「社会的事象に自ら立ち止まり、疑問を持ち、その解決に向けて何か行動しようとする力」です。当たり前だと思っていた、他人事と思っていた社会的事象に目を向け、立ち止まり、考え、行動し、そして今、自分は何をすべきか選択・判断することができる。そのような子どもたちを育むような授業づくりに努めていきたいと思います。
そこで、今年度も「子どもが自ら社会とかかわり続ける社会科学習」をテーマとして、研究を進めていきます。本校では単元導入で既有の知識とずれが生じる資料の提示や体験活動等を行った上で、よりよい社会を目指すための主題を設定することを大切にしています。また、単元を通して行う構想活動(※本校社会科では討論や議論、新聞やレポートなど、子どもたちの考えや思いを表現し、他者に伝えるために取り組む活動を構想活動と呼んでいます。)を子どもたちと共に設定し、試行錯誤する中で、「自分は社会の役に立っているんだ。これからも社会の役に立つことができるんだ。」といった自己有用感を感じながら社会とかかわり続けていこうとする子どもの姿を目指します。
これまでの実践